集中合宿

E.S.J集中合宿2日目(187~189鞍目)

昨日は駈歩が出せずに夜はモンモンとしていたけど、
いつの間にか寝ていた。
朝食8時で9時からのレッスン。

187鞍目@マース

また屋根付きのラウンドペンでのシートレッスン。
いつもなら最初から常歩ゴリゴリ行くところだけど、
馬の準備ができるまでゆったり歩かせる。

手綱も緩めて、股関節を柔らかく、馬に骨盤を動かさせる。
これは馬がリラックスするために必要な時間らしい。
馬がリラックスして背中を丸めて初めてシートでのコンタクト
に反応できる状態になるのだと。

少し常歩してからの軽速歩。
からの立つ立つ座ると座る座る立つを個別にしてから
立つ立つ座る→座る座る立つ→立つ立つ座る
の繰り返し。結構ムズイ。

エクササイズ①(股関節の曲げ伸ばし)
腹筋を張ったまま前傾になる。
そのままお腹を丸めて、背骨を積み上げるように戻る。
エクササイズ②(股関節の曲げ伸ばし)
①の逆、お腹を丸めて前へ
腹筋を張りながら戻る。
①と②を交互に。

エクササイズ③(シートの幅を広げる)
軽速歩中に上体を動かさずに、左右に座る。
座った反対側の脚と馬体との間にスペースができるぐらい。
③をやった後にそのスペースを保ったまま軽速歩したら
すごく軽くなった。

常歩に戻って、いきなり駈歩の号令。
ふわっと(できたかは自信がないが)騎座の形が変わるぐらいに外方脚を引く。
昨日の教訓から圧迫は全くしない。
出た!!駈歩出た!

脚は発進時の形をキープ→馬に3拍子のリズムを伝えるため。
これが結構難しい、外方脚は引いているので鐙が外れやすい。
最初はそれでもイイと先生。

駈歩中は、腹筋を使って内方の骨盤を外方にひねる動き。
少し感じられた。

やっと出た駈歩!しかも脚使ってない。
これはちょっと感動。

昨日のレクチャータイムで敗因が明らかになったのが大きい。
反対手前でも同じように発進出来た!
よかった、めっちゃ嬉しかった。

188鞍目@トレジャー

またしても、マースとのギャップの激しい細身のサラちゃん。
すごーくシートに敏感な子らしい。

この時間は持参したウェアラブルカメラを馬場の端っこに設置して
撮影させてもらった。
防水ケースつけてるとほぼ音声は入らないんだけどね。

まずは常歩から、自分で骨盤を動かそうとしないで馬に動かさせる。
常歩で前後左右の動きを息を吐きながら中心に集めるイメージで、
シートのリズムを速歩に変える。

脚を使わずに発進できた?気がする。
歩度を伸ばす。
骨盤を左右に広げて馬が前後に動きやすいスペースを作っておいてからの脚。
脚は内側に挟むんじゃなくて膝を開いて脚の向きを変えて当てるだけ。

ここで反応ない場合は、舌鼓や鞭を使うんだけど、トレジャーには不要だった。
軽速歩中は、重心を低くしてす早く座る。
重心を低くするのは、前後に骨盤を動かしやすくするため。
早く座るには、脱力するのが一番。
でも後ろに倒れない、頭から骨盤までまっすぐに素早く座る。

歩度を詰めるにはジンワリと動きを小さくする。
軽速歩の歩度の詰め伸ばしの練習した後
常歩からの駈歩。

外方脚を引くだけですんなりと発進。
まだ鐙が怪しい。
「遅れてますよ。」
との注意。
上体が後ろに残ってしまっているらしい。
「置いていかれたらすぐに追いつけばいいんです。」
「重心は真下に落とす。」
クラブでは後ろから滑らせると習ったけど違うらしい。

常歩に落とす。
と何故か勝手に速歩になっちゃう。
どうして?と聞くと、トレジャーは本当にシートに敏感らしい。
骨盤が少し前傾しただけで、次の指示かと思って動いちゃう。

本当に正しい位置に静かに座ってないと指示が出たと思っちゃうらしい。
正しい位置に座れば座るほど下手に動けなくなる。
らしい。

えらく簡単に駈歩が出たのでこういう子なのかと思ったけど、
この子でも昨日みたいに私がガッチリ座ってたら出ないんだって。

189鞍目@ダンディ

この時間からは2日間合宿コースの人が1人加わって、ラウンドペンで2名のレッスン。
64歳から乗馬を始めたんだって。
普段は八王子で乗ってて、ここの合宿に参加するのは3回目らしい。

この時間もラウンドペンでシートレッスン。
脚の正しい位置から、常歩中に足を股関節から前→下→後ろへ
動かして鐙の一番低いところを探す。
この時に鐙が外れないギリギリの軽さで踏む。

鐙は踏むんじゃなくて足を丁度いい角度=股関節が自由になる
に持ち上げておく道具なんだって。
脚を後ろに引いた時の膝のまま一番低いところにひざ下を下す。
ここが正しい位置。

軽速歩の立ち方。
骨盤を前傾させてお尻が浮いたところで立つ。
脚から立たずにお尻から立つ。
立つ立つ座る→座る座る立つの練習。
脚が前に流れやすいので気を付ける。

【総括のまとめ】

■小指側とハミが一直線になるように手綱を張る。
■手綱は馬にとっては軽いコンタクトが理想だが、張れないときは
強いコンタクトの方がいい、衝撃を与えるのが一番だめ。
■馬が首を下げた時にどうしたらいいかという話
↑マースがぐいぐい引っ張ったから。

なぜ馬が首を下げるのか理由を考える。
馬が背中を丸めたくて首を下げるときは手綱を譲ってからコンタクトを取り直す。
反抗して首を下げるときは怒らなきゃいけない。
■速歩移行が上手くできないときは馬の準備ができていない。
リズムが取れてリラックスして初めて馬の背中が盛り上がって
シートの指示が受けられる状態になる。
それまでは、馬が動きやすいように乗ること。
■速歩の歩度を上げるときの骨盤の動き
中殿筋のストレッチ=仙骨を広げる
股関節の前面を広げる
動きの連動が必要(難しい。。。)
■動きが姿勢を作る、自由に動けるのがいい姿勢。

とりあえず、今日は駈歩が出せて良かった!

明日は最終日の2鞍。
朝チェックアウトもしなきゃだし、忙しそう。

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