集中合宿

E.S.J集中合宿3日目(190,191鞍目)

いよいよ最終日。
昨晩は2時間ぐらいかけて苦労してカルテを書いた。
情報量が多すぎてパンクしそう。。。
今日先生に赤ペンを入れてもらう。

190鞍目@マース

1鞍目は昨日合流した人と一緒にラウンドペンでシートレッスン。
最初の常歩は、手綱を伸ばしてリラックスして馬が動けるよう
骨盤を動かさせながら乗る。

先生が馬にサイドレーン(補助道具)を付けてからが本番。
常歩で後躯を活発に動かす。
と言われてもどうしたらいいかよくわからない。

股関節を広げて前後左右に馬が動くスペースを作ってから脚。
なのだが。。。

「脚はどっちの方向にいれてます?」
「後ろから前 or 前から後ろ?」
膝を曲げるように入れてるので、前から後ろかな?
外れた。脚は後ろから前に入れる。
どうやって?

脚が正しい位置にあれば、その場で膝を外転させる。
脚の向きを変えるだけってのはそういう意味。
するとふくらはぎの内側が後ろから前に馬体をなぞるように動く。
前から後ろに入れると馬の動きを邪魔してしまう。

後ろから前に入れることで馬が前に出やすくなる。
脚を引かないといけない場合は足が前に流れている。

馬が活発になったところで、軽速歩。
立つ立つ座る、座る座る立つの練習。
どうも、マースが首を下げたがる。
そのたびに手綱がもっていかれる。

「もっとペースを上げて。」との指示
「ゆっくりだと馬がバランスをとるのが難しいから、
首でバランスをとろうと前にだす」
後ろから前に脚を入れて歩度を伸ばす。
ペースが上がるとマースは首を下げなくなった。

からの
立つ立つ座る→座る座る立つ→左右に座る
の練習。
あと肩のエクササイズ。
肩を上げてあばらの上に持ち上げてから腕を前で絞る。
からのまた持ち上げて肩の後ろで肩甲骨を下げる。
の繰り返し。

最後はツーポイント。
頭を前に倒すんだけど、それだと重心が前に行っちゃうので
その分お尻を後ろに突き出す。

止まってやるとうまく行くんだけど、速歩中にやると
どうもお尻が上手く出せない。
膝から下を固めない。
ここで1鞍目終了。

191鞍目@トレジャー

昨日も乗った、シートにすごく敏感な子。
静かに柔らかく座らないと、勝手に走り出しちゃう。

まずは蹄跡で常歩。
から軽速歩で歩度の詰め伸ばしの練習。

長蹄跡で歩度を伸ばし、短蹄跡で歩度を詰める。
斜め手前変換の時も歩度を伸ばす。

蹄跡から輪乗りへ。
輪乗りをしたいんだけど、思うようにならない。
私が手綱で曲げようとしすぎるせいみたい。

自分が先に曲がろうとしない、外方のシートと手綱で曲げる。
馬が曲がらないときは自分も曲がらない。
思い通りにいかなくても、馬が曲がるまで待つ。

内側を向きすぎる、内方に体が落ちてる。
一旦止まって、外方の座骨に重心を移して外方の脚を使う。
馬が動いたら外方手綱で止める、内方手綱は絶対に使わない。
う~ん、よくわからない。

イメージが伝わっていないのを感じて先生が乗り代わる。
馬が動いたら外方の座骨に座りなおさないといけない。
てか、馬が脚で動かないんだけど。。。

たぶん座骨にちゃんと重心が乗っていないんだ。
新たな課題発生。
【輪乗りができない!!】

今まで手綱とか体の向きで無理やり曲げていたから、
それがダメってなるとどうしていいか分からない。

とりあえず図形運動は今回の課題ではないので、最後は駈歩。
安定とは程遠いが何とか発進はできるようになった。

ただシートのポジションとリズムを維持するのがとても難しい。
特に隅角で遅れがちになる。
後ろから前に追う癖がついているからなぁ。

まっすぐ下に重心を落とす。
骨盤は外方に回転。
ぶつぶつ言いながら乗る。

たまに鐙が外れて、焦るとリズムが合わずに速歩に落ちる。
「速歩になってもすぐに戻せればいい。」
と言われるも、どうしても一旦止めてやり直したくなっちゃう。

軽速歩からの発進。
ふわっとシートを変える。(イメージ)
しきりにふわっとと言われるのでここが重要なんだろう。

駈歩が少し継続できたところでレッスン終了。
最後に昨日カルテを書いていて、上手くまとめられなかった
正反動の時の動きについて質問してみた。
「今までやったすべての動きの集大成。」
「馬の重心の一番動きの少ないところに
股関節が一番楽になるように座る。」

今まで、跳ねるのを何とかしようとばっかりしてきたけど、視点が違ってた。
「一番跳ねないところに楽に座る。」
が正解。

最後のレクチャータイム

まずは、カルテに赤ペンを入れてもらう。
取り留めなく、言われたことを項目ごとに書いたけど、
概ねOKだったみたい。

■自分のクラブに戻って、上手くいかないことも沢山あると思うけど、迷ったら馬に聞く。
■指導員がなんて言おうが馬が一番気持ちよく動けるのが正解。
■扶助は馬の動きを助けるもの。
■馬が動きやすいように体を使う。
■馬が止まらないときはバランスバック
といっても後傾するんじゃなく腹筋を引き上げて仙骨を骨盤の中に入れる感じ。
どうしても止まらないときは、お餅を1個ずつ飲み込んで下に落とす
イメージで骨盤を使う。
■あとは反復練習。

今回私が申込書に書いた4つの悩み。
正反動、歩度の詰め伸ばし、移行、駈歩発進
は先生にとってすごくハードルが高かったらしい。

自分が今の状態で出来ない事を上げたつもりだったけど、
今までやってたことが根本から違ってたんだし。
ほぼゼロベースから3日間でこれだけのことをやるって
ものすごい無茶ぶりをしたなぁと後悔。

でも3日間みっちりレッスンと理論の説明をしてもらって、
自分のやりたかった乗馬にやっと入口に入れた気分。

脚でギュウギュウにプレッシャーかけて、鞭使って動かす
乗り方にすごい疑問だったんだよね。

クラブの指導員たちはそんなことしないで馬を動かせるのに何でその方法を
教えてくれないんだろうってずっと思ってた。

若いころから乗ってる人は感覚でそれを掴んでいるので、
他人に説明するのが難しいんだそうだ。
ちゃんと理論的に説明できる人が少ない。

ここの合宿やレッスンに参加する人はリピーターが多いんだそうだ。
先生からも今回のことがうっすらと残っている間にまた来てください
と言われた。

図形運動という新たな課題も発生したし、すぐにクラブで上手く
行かないことも目に見えているので、また行くことになりそう。
騎乗料免除期間内に来ればよかったと少し後悔。

もう月1回ぐらいのペースで行きたい気分だけど、お金が続かないしなぁ。
また合宿に参加できるよう、頑張ってお金稼ごう。
自宅学習用にビデオを1本買って帰ってきた。
とにかく充実の3日間でした!

S先生の動画はこちら!