乗馬クラブS

隅角や輪乗りでの肩のコントロール(616,617鞍目)

前日のBⅠM研のボーナス講座の後、このご時世なので会食は避けたほうがいいかな?
と思って新年会はキャンセルして素泊まり。
でも泊まったのは私だけでこの日のゲストは私一人。

グループレッスンどうするんだろう?
マンツー代払うからマンツーマンに切り替えてくれてもいいのにな~、
って思っていたら、厩舎に行くと先生が
「僕、キャンディに乗るから」って
え?どゆこと?

あ~先生も馬に乗りながらレッスンするってことか~。
へぇ~面白い、初体験だ。
ベルの頭絡を自分でつけて、一人で乗る。

616鞍目@ベル(with 先生@キャンディ)

昨日も乗ったベル先生だけど、カドリールの先頭でペースコントロールに必死すぎて
他のことを全然気をつけられなかった。

今年の目標はベルにリラックスして常歩出来るようになること!

馬場に入ると先生が横に並んで常歩。
「拳はこの辺で、こうやって使って。」
きこうの少し前あたりで、拳を内側に少しだけ折り返して見せてくれる。
横で先生がやってるのを見れるのはすごく分かりやすい。

ただ、遠いとビデオに声が入らない!!
しまったワイヤレスマイクを用意するんだった…orz

横に先生の乗るキャンディちゃんが歩いていてもベルは全く気にしない。
流石です!

まずはゆったりと大きく常歩をしてもらう。
目指すのは、前足の足跡に後ろ足の足跡が届くこと。
これができないと常歩で6点取れないのだ。

大きく歩いてもらうには自分が大きく動くのではなく、
「大きく動かされるように乗る」こと

「背中が丸まってしまうぐらい、背中を緩めてごらん。」
丸まっていいの?と聞く
「丸くなれるぐらい背中と腰を緩める。」
「背中をブルブルしてごらん。」
と言われてブルブルしてみる、犬みたいに。

始めぎこちなかったけど、何回かやるとブルブル出来た。
「ほら、丸くなったでしょ。」
なめらかにブルブルできるとベル先生丸くなっていく。
面白いので何度もやっちゃったw

常歩で手前を変えて、もう一度ブルブルしてみる。
あれ?左手前だとブルブルし難いぞ。
何度か練習して、少しスムーズになった。

軽速歩、先生は内側で常歩のままだ。
いつものように出だしはちょこちょこした速歩のベル。
これをゆったりとした大きなワーキングテンポの速歩まで持っていく。

試合が終わってからずっと取り組んでいる課題だ。
どうしても前に出そうとしたり拳に気を取られると、固くなってしまう。
そのたびに「緩んだ腰」「ブルブル出来る背中」と先生。

少しするとベルが「ブルブルブルッ」と鼻ラッパし始める。
「1周目より2周目、徐々に速歩のクオリティを上げていこう。」
サプルネス→コンタクト→弾発
のサイクルを回していく。

弾発がでてきたところで左手前で輪乗りへ。
Xからクローズ側に向かう時に肩が外れた感じがあったので、
一度ベルと同じ方を向く。

「今なんで外を向いた?」と聞かれたので、
均等に感じようと思って。。。というと
「そう!いいよ。」

2周目、やっぱりクローズ側で蹄跡に逃げられる。
「早く気づいて早く対処ね。」と
3周目とうとう蹄跡に逃げられる…orz
「さっきと同じだよ、一気にやってごらん。」
え?一気に?
「もっと外を向いて、一気にやって一気に戻る。」

やってみると、外を向いてから内に連れてくる時に、ググッと手応えを感じるところがある。
そこから、外方拳で内側に押し込むようにすると、内側に連れてこられた。

最小限なところが分かるまでは、大げさにやる必要がある。
行き過ぎれば必ず一致したところを通過できるから戻してこれる。
うん、なんとなく感覚分かったよ。

左手前では肩がすぐに外れてくるので、頻繁にこれをやる必要がある。
肩をコントロールしながら輪乗りをしていると、ベルのペースが遅くなる。
「今、図形のラインぐちゃぐちゃだよ。」
うん、分かってる!

「馬を前に出すところがなくなったり、拳を使いっぱなしにしない。
でないとどんどん余裕がなくなるよ。」
よくご存知で、もうすでに余裕がないよ><

「いい時、ラインに乗った時に余裕を取り戻しておかないとね。
馬の前進気勢も補充しておかなきゃ。」
「肩が回って内に入ってくるようになったら、今度はお尻を
内方脚でもっと外へ出す。」

肩を回すのに夢中になっていると、輪乗りがどんどん小さくなっちゃう。
「僕の歩くスペースがなくなるよw」と先生。
少し直線を多くして調整する。

ふぇ~大変だ。
でも肩をぐいっと内に入れてくる感覚、手応えは分かった。

「いい時は馬にフォローするだけにして、自分の余裕を取り戻しておくんだよ。」
そっか、用心深い私は外れないようにずっとコントロールしようとするから
いっぱいいっぱいになっちゃうのか。
でもって集中力が途切れると、コントロール不能に陥るという…
もっとベルと自分を信じられるようになりたい!

手前を変えて右手前輪乗りからの駈歩。
横から見ていて先生がバランスのポイントを教えてくれる。
蹄跡へ出て1周してから再び輪乗りへ、また蹄跡へ。

長蹄跡で巻乗りを入れながら蹄跡を走る。
・馬にブルブルしてもらえる腰で。
・内方脚をちゃんとつけておく
・外方脚はふんわり後ろに置いておく
・蹄跡に戻る時はまっすぐに
・回転の時に前に突っ込まない。

巻乗り時の注意点いっぱい><

再び輪乗りに入って、今度は輪乗りを詰めていく。
巻乗りのサイズまで輪乗りを詰めて詰めて詰めて、
「馬が常歩にさせてくださいって言うぐらいまで詰めて!」
からの駈歩から常歩への移行。

移行の時に速歩が入ってしまっても失敗。
輪乗りを詰める途中で速歩になってしまってもやり直し…
5回目ぐらいでやっと出来た(*^_^*)

左手前でも同じことをやる。

巻乗りの途中で
「外方脚がふわっと後ろにおいておける所へ座る。」
と言われた時に少しお尻を外方にずらすと、
脚がフラフラ自由になる。

見ていて分かったのか先生も
「今、左足が楽に触っててリズムを刻めるのが分かる?」
うん!
「そこにいるんだよ。」
わかったココだね!

左手前の輪乗りを詰めは少し大変だった。
途中で速歩になった途端、脚がふわふわするところに
いられなくなるからだ><

最後は、通常の大きさの輪乗り駈歩でも同じ感覚で常歩への移行。
・前に突っ込まない
・ブルブル出来る腰
・均等なコンタクト
・最後はず~~~ん

不思議とベルはランニングせずに落ち着いて常歩に落ちる。
そこまで歩度を詰めさせるのにすごく苦労したけどね。

617鞍目@ローズ

日トレの馬たちの中で苦手No.1のローズ。
何で苦手かというと、すぐに頭を上げて背中を固くするからだ。
以前はそれで座骨が痛くなっていたけれど、ハムストリングが
使えるようになってからは、それは改善された。

後はローズをどうやって固くならないように乗ってあげられるか。
常歩のときから少し拳と脚を使いながら、項を動かす。

先生から
「もうすこし肘をやわらかく。」
「肘が伸び切ると鎖骨に動きがなくなる。
肘だけを動かさないで鎖骨から動くように。」

自分の肘や肩や腰や股関節に気をつけながら、ローズを柔らかく。
サプルネス→コンタクト→弾発
のサイクルを繰り返す。

左手前で歩いている時に
「今、右の手綱がプラプラしてるでしょ?
肩が右に逃げている時に本来なら左の手綱が緩む。
それが右が緩んでいるってことは、馬より内側を向きすぎている。」
と言われて、ローズの肩に私の肩を合わせる。
そうすると右の口も感じられるようになった。

で、少しローズが丸まってくる。
その上で、進行方向へ肩を運んでくるようにする。

斜めに手前を変えて右手前にする時隅角でローズが首を上げ始める。
拳と脚で何とかしようとしていると。
「今、サプルネスにしようとしたのはいいけど、リズムがとまっちゃったよ。」
サプルネス→コンタクトの前にリズムがあるのを忘れてた…

あと「項が上がってきても口が柔らかければ問題ない。」らしい。
「馬が上がってきて手綱が緩みやすくなったら短く。」

軽速歩へ、あれ?サイドレーンつけないの?
速歩になるとやっぱり頭が上がってくる。
なかなか前に出せずに苦労していると、
「もう少し馬の頭左側において。」と

え?左?内側に向けすぎてたってこと?
「お尻が外に流れていかないように外方脚を使って。」
馬を蹄跡に対して真っ直ぐにするってことか。

「もう少し腰柔らかく。」
「自分で頑張って立たないで馬に動いてもらう。」
「馬が動いたらついていこうと頑張らないでサボって腰をやわらかく。」
「人が柔らかく背中を使えないと馬の背中も柔らかくできないよ。」

右手前では、ローズを蹄跡に対して真っ直ぐにすること。
リズムを整えて、自分の背中と腰を固めないこと、
を意識することでローズは少しずつリラックスしてくる。

そのまま輪乗りへ、弾発を求めるとリズムが早くなっちゃった。
「リズムが早くなっても止めないで大きく動けるように。」
少しずつローズが頭を下げてくる。
「その調子!だけどまだ完成じゃないよ。もっと求めて。」

問題の左手前へ。
輪乗りに入ると早速蹄跡に逃げていく。
ベルの時みたいに戻そうとするけど、ハマってこない。
「もっと右、もっともっと。そう!」
ってとこまで右へ向くと、思っていたよりずっと右だ。

こんなにローズの肩は右を向いていたのか!!
「今肩がハマったね。」おう!
そのまま内側を向くと、ローズも中に入ってくる。

ほとんど止まった状態でやっていたので、
「止めないで速歩のままやってみよう、次のステップだよ。」
次のステップ行くの早すぎない?

「推進!推進!もっと」
仕方なく推進すると、駈歩出ちゃった><
そして輪乗りから蹄跡に逃げられる…orz

「馬が固くて駈歩に逃げただけだから気にしない。」と先生。
大きな動きにして速歩に戻す。

肩を一致させても速歩だとなかなか内側に連れてこれない。
動きが大きすぎるのかな?
内側に戻す時に肩が外れてついてこない。

「もっと右、右脚、右拳」
「もっと右に乗って、上体も右に」
「そこからもっと右脚・右拳」

「右内方姿勢、右体重から左へを与える。」
「人は右でも左でもどっちにも座れないといけない。」
「今馬が左に偏っているから、右に一回座る。」
「右内方姿勢、右体重の時は左の足が軽くなる。」

どうも右から左へが上手く動きのイメージが出来ない。
やろうと思えば思うほど逃げられる。
先生が見かねて、斜め横足の練習へ。

やろうとするけど、全然出来ない~と泣き言を言っていると。
「右脚に反応するまで殴ってでもやらせるの!」
「もっと右!!中途半端にしない!もっとやってごらん!」
先生の声がどんどん大きくなる><

思いっきり、右に乗って右から左へ押し出すようにすると。
やっと斜め横足になった( ´Д`)=3
そのまま斜め横足を続ける。

極端に馬の頭を右にしながらやっていたので、今度はできるだけ
真っ直ぐに近づけて斜め横足。
外側からの押し手綱で肩をコントロール出来る感覚を覚える。

そして、そのまま輪乗りに乗せていく。
「外方手綱で外側から押し込んで内方脚に馬の体を巻き付かせる。」
「結果内方脚のコンタクトがとれるんだよ。」
う~ん、このあたりはよくわからないけど、
とりあえず押し手綱で内方に押し込むことで輪乗りに乗れた。

私は言われたことをやるのにめちゃめちゃテンパっていたんだけど…
反面ローズは良いハミ受けになってきてリラックス。
なんで?整ったから?

右手前に変えて輪乗り駈歩。
もうローズはめっちゃサプルになっていて、駈歩もふわっと出た。
右輪乗りはなんて楽なんだ!!
鼻ラッパ連発してリラックスした駈歩❤
「次は?」と聞かれたけど、え?何?
サプルネスの次は…弾発

以前マースでやった逆上がりをイメージすると
ふわっと前に出た!すると少し頭が上がってきたのでまたサプルに。
「次は?」とまた。え~?もう怖いんですけどまだ?
「今の弾発でサプルになったからもう少しねw」と

右はいい感じで終わったけど、問題は左手前。
逃げられる気しかしないんですけど。。。

案の定、蹄跡に逃げられる。
1歩は入れるけど、そこで固まっているらしい。
「一歩ごとに右左が必要なんだって!
固まってる暇なんてないよ!」

斜め横足の時を思い出して、思いっきりシートを右にずらして、
体重と拳の外側→内側、外方脚全部使ってやっと乗せられた!!

もう1周同じように出来たところで終了。( ´Д`)=3
「出来たじゃない。」と先生
出来たけど、めっちゃ忙しいよ!!!

「早めに対処しないと、どんどん大変になる。」らしい。
少しのズレで直せれば、動きも小さくて済むらしいけど、
逃げていることに気付け無いからなぁ。

疲れた…

S先生の動画はこちら!