冬季休業前の最後のレッスン。
来週はボーナス講座だから、お遊びみたいなものだよね。
着くと、校長先生のボーナス講座中でちょうど外乗に出かける前だった。
ポニーで初詣外乗だっていいなぁ~、楽しそう。
397鞍目@アンジェ
第一馬場が使用中だったので、ラウンドペンでのレッスン。
どうも脚の使い方がよくわからないと訴える。
今まで脚を引いて使っていた癖が抜けなくて、
どうも脚が正しい場所に置いておけるようになったせいで、
正しい場所からさらに後ろで使う形になってしまっているようだ。
「正しい場所にあるのだから、その場で使う事」
「使い方は股関節・腿から外旋してそのままプラプラさせておくだけ」
「絞めようとしない」
始まってすぐは軽速歩でもすぐに止まりそうになる。
「なんでだと思う?」
う~ん、脚を使おうとして私が固くなるから?
「馬が固いからだよ」
内方拳の薬指と手首を使って、馬の項を柔らかくしていく。
固いところまで来ると馬がゆっくりになるので、そこは脚や鞭で推進。
数週やっていると止まる気配がなくなってくる。
「そこまで来たらもう少し攻めてもいいよ」
少しフレクションを大きくしていく。
手前を変えて常歩でゆっくりお手玉。
お手玉するときに小指が触れなくなるギリギリのところを探す。
小指を動かして手綱の下をなぞれるように。
その高さが馬の口と一直線になったところ。
そこで薬指と手首を使う。
正反動速歩で弾発が出てきたところで、駈歩へ。
駈歩中も同じように内方拳で項を柔らかくする。
なかなか発進できずに力んでると、
「もうそこで鞭でいいよ」
「軽い脚で動いてほしいよね?」
自分が固くなるほど使うのは使いすぎ
「駈歩のシートにしたらそこでシートの仕事は終わっている
反応がないからと言って、もっと!にならない」
びっくりしたのが、「もうそこで」と言われたところが
本当にわずかな動きだったこと。
そっか、強さが足りなかったんじゃない反応がなかっただけだったんだ。
駈歩出た後も少し硬さに触れるとすぐに速歩になる。
「固いところに触って落ちたなら、柔らかくするだけ、
最初から発進しなくてもそれで駈歩に戻れる。」
言われた通り、速歩に落ちたところで、拳を使うとふっと駈歩に戻れた!
相変わらず駈歩になると膝下が固まってしまうなぁ。
先生は「だいぶ良くなったよ」と言ってくれたけど、
確かに、12月の合宿前はビクとも動かせなかったしな。
手前を変えて駈歩。
なんか乗りにくいと思ったら、それも固さのせい。
何度も速歩に落ちながら馬を柔らかくしていく。
少し続けると、すこし乗りやすくなる。
でも、またすぐに固くなる。
「放置しないよ、拳動かして、リズムリズム」
固くなった時と柔らかく出来た時が少しわかってきた!
首の動きが全然違っていた。
首がガチっと固まる時が固くなった時だ、柔らかくできると
横への動きが大きくなる。
あ~少しわかった、これが固さなんだ。
拳を使うときに下向きにならないこと。
拳は股関節・腹筋で持ち上げるイメージで置いておく。
398鞍目@マース
このレッスンは第一馬場。
端っこが凍っているのか少し小さく区切られている。
常歩での手綱の長さは馬の上下の運動を妨げない長さ。
リズムは遅くても早すぎてもよくない。
速歩にしてからの輪乗り。
でいきなり駈歩、早いな。
「前のアンジェの固さの調節思いだして」
そうだ、マースを柔らかくしないと。
「足首固くなってるよ緩めて」
足首!緩められない。
足首に気を取られていると、マースが固くなっている。
輪乗りが膨らんでいく。
慌てて拳を動かすとラインに戻れた。
「内方脚も外方脚も揺れ動けるように」
「今、骨盤・股関節の代わりに肩が動いているよ」
う~ん、それを意識しながらマースを柔らかくするのは難しい。
自分の体に意識を向けるとマースがおろそかになり問題が起きて
それを何とかしようとすると自分がバランスを崩すという
悪循環が発生。
いろんなことを犠牲にしながらも、なんとか輪乗りを維持できるように
なったところで蹄跡へ。
蹄跡から輪乗りから蹄跡を繰り返した後、
「やることは同じだよ、巻乗り」
わぉ!ここで巻乗りの号令は2年ぶりだ。
内方拳でマースの首を動かしながら巻乗り。
少しゆっくりになったけど何とかできた。
蹄跡→巻乗り→蹄跡→巻乗りを繰り返す。
最後は手綱を伸ばして、後躯を活発に動かさせてクールダウン。
はぁ~、忙しかった。
あれもこれもできないよぉ~。
優先順位は?と聞くと
「まずはリズム、上体の安定、上体の安定のための脚、マースの固さ
鐙が~!ってなったらもう脱いじゃっていい」と
ラウンドペンだと誘導がないから楽だったけど、
同じことを第一馬場でやろうとするとこんなに難しいとは。。。
来週はボーナス講座!
外乗するのかなぁ?楽しみだ。