乗馬クラブS

馬が苦しい時はライダーも苦しくて当たり前!収縮特訓スタート(582、583鞍目)

いつものBⅠM研前のレッスン。
だけど、今回はBHCがあるので、更に前日に来て3泊4日の予定。
ちょっとした合宿だねw

前回、腿の前と後ろの筋肉の使い方を変えたところ、いい感覚があったところで追われた。
まだ、かなり意識を向けていないと逆転してしまうけど、逆転したときはちゃんと自分で認識できるぐらいにはなった。

582鞍目@ベル

新しい感覚で、レッスン。
かなりの集中力を腿に割かなければいけないので、他のことが色々とおろそかになりがち。
早く、意識を向けなくてもできるようにならないと。。。

まずは、いつものように常歩から。
常歩の最中も、小さいけど腿の前と後ろの筋肉が使わされるのを感じながら乗る。

今日はコンタクトにも意識を向ける。
脚と拳を少し使いながら、ベルの左右の肋をストレッチ。
ベルちゃんは柔らかいので、少し拳を使っただけで首が下へ伸びてくる。

「ハミに向かって後ろ足が出てくるように」と言われるけど、
それが難しい…
ベル先生は前には出てくれるけど、ハミに向かってというのが何か抽象的。

腿の前を緩ませながら、スネを真っ直ぐにして、ベルのサプルネスを保ちながらの常歩は結構忙しい。
常歩ならなんとか出来るんだけどなぁ。。。

からの速歩。
軽速歩の立つ座るが加わって忙しさ倍増。
斜めに手前を変えを繰り返して、8の字みたいな図形を繰り返す。
からの輪乗り。

逃げられる。。。
あれ?できない。
「内も外も外も内もね」とあ、
そうかベルのバランスのこと忘れてた。
意識を取り戻すとできたけど、他のことがおろそかに…orz

「スーパー速歩」え?何その号令
ちょっと脚を使うと、ベルちゃんビュンと早くなった。
日本語分かるのかな?

鐙を踏み込んで立ちに行くとスーパー速歩になるらしい。
ちょっと怖くなったので、ハムストリングを意識すると収まってくる。
こんなやり取りを何回か繰り返してベルちゃんを活発にする。

輪乗りに入って正反動、輪乗りになると腿の意識が難しくなる。
整えるとベルのペースも整う。
正反動になると更に難しい、腿の前と後ろが1歩ごとに切り替わるからだ。
私が乱れるとベルのペースも乱れる。

ベル先生敏感すぎ!
からの輪乗りで駈歩。
一度蹄跡にでて1周してから再び輪乗りに入る。
駈歩の時もお尻が前に出される時に腿の前が緩むように…

速歩に落とした途端に、腿の前と後ろの感覚が迷子に!
「歩度を詰め」と言われるけど、詰められず。
あ~分からなくなった!と自己申告するも整えられず。

ここから地獄の収縮特訓。
ベルがランニングし始めると、腿の前を緩めることが出来なくなる。
ハムストリングを使って腿の前を緩めて収縮。
控え拳は手首を前に折り返す。

言葉ではわかっているんだけど、やっているつもりでも
ベルに伝わらない。
前に散々やった電灯で止めようともしたけど、グイグイ引っ張られて失敗。

引っ張られてバランスを崩し、手綱を伸ばされて、
立て直そうと手綱を取りに行こうとするとまたビューン!
体を前にして手綱を取りに行っていたらしい。

「バランスを崩されるぐらいなら手綱なんてやってしまえばいいでしょ!
なんで拳を優先してるんだ!」
そんなつもりは無いんだけど…

「自分の体が前に行っちゃうぐらいなら拳を譲れ!」
「手を先に引くから体が前に持っていかれるんだ。」
と激しく怒られる。

うまく収縮できて、ベルが止まりそうになると
「でも速歩!でも脚!収縮速歩」
え~~!できないよぉ~!

あまりにも怒られるので、やけになって手綱をブラブラにベルがまた加速。
「そのまま上体でバランスとって電灯してごらん」
やってみるけど、無理!落ちる覚悟でやれば出来るかもだけど…

最後は、ベルが持っていくぶんだけ手綱をブラブラにしたら
「そういうことだ!」と言われる。

「頭後ろ、ハムストリングで鐙後ろ同時に、それで収縮」
うまく出来ずにいると
「腿の前が緩んでないとできない。」
一度リセットして体の感覚を整えると出来た。

ここでやっと、終了。
あ~疲れた。

先生に自分の感覚を伝えようとするが、うまく言葉にできない。
「伝えるのが難しいのはよく分かるよ。」とフォローしてくれた。

まだ、ハムストリングの感覚が定着していないから、崩れた時に
咄嗟に取り戻せないんだよ~。と泣き言
自分も馬も整っている時は意識できるけど、崩れた時に順を追って
立て直すことが難しい。

反射でできるように、というか常時その状態で動けるようにならないと…

こんなんで試合になんか出れるのかなぁ?
激しく落ち込む、まだ4日間の1鞍目なのに…

583鞍目@リュシェール

いつもなら他の人のレッスンを見たりするんだけど。。。
1鞍目のベル先生で激しく落ち込んで、ジョッキールームで悶々と過ごす。

1鞍目で言われたことで分からなかった事を先生にぶつける。
「またモヤモヤがいっぱい発生したよ。
せっかく先週クリアになったのに…」
と言うと、
「何をまたモヤモヤしてるの?」
先生はまたかという感じ。

そりゃそうだよ、あんなレッスンでスッキリするわけ無いじゃん!
「収縮ってトレーニングスケールの最後でしょ?
さっきのベルは前進気勢はあったけど、
リズムもサプルもコンタクトも真直性もなかったよ。
あの状態でも収縮できるの?」

と聞くと、
「本来は順番に整えていくんだけど、あそこまでバラけきってしまっていたら、
一度集めないと行けない。」
「それをするためには、馬にバラけるのを許さない事が必要。」

リュシェールも結構前に前に行っちゃう子だったような記憶がある。
また、ベルよりは難易度が下がるけど、収縮の練習だ。

軽速歩をしていると、何だかいつもと感覚が違う気がする。
ハムストリングが感じられないし、脚が前に流れちゃう。

「もっと収縮」「もっと収縮」と言われるけど、
何かうまくいかない。
ちょっとタイム!ハムストリングが感じられないよ!
というと、
「胸が前に行くから感じられないんだ。」と
「上半身は後ろで馬を止めに行く、でもお尻は軽速歩で無理やり立ちにいけ」

頑張ってやってみるも、何だか体がちぐはぐな感じでうまく動けない。
こういう時はだいたい動きのイメージが間違ってる事が多い。
一度止まって先生に動きをインプットしてもらう。

上体は後ろに残ったまま、先生が私の膝下を後ろに引っ張る。
実際はハムストリングを使って自分でやる。
背中が反らないように。
「この状態で肩が前に行く?」
ううん、いかない。

上体を残したまま、ハムストリングで膝下を後ろに残して骨盤は前に。
結構きつい体勢だ、これでいいの?と聞くと
「馬にとって収縮っていうのは苦しい運動、だからライダーも苦しくて当たり前。」
そっか、わかったよ頑張る!
「腿が膝当てから離れていくように」

速歩から収縮、インプットしてもらったイメージどおりにやってみる。
「イエース!!」
辛いけど出来たらしい。

感覚を定着させるために何度も練習。
「いつでも収縮出来る感覚で拳を譲る」
「そこから馬が抜けていこうとしたら収縮」
完全に収縮の体をOFFにしてしまうと、取り戻すのが難しいので
OFFにしないことが重要。
収縮できる感覚を少しだけ残しておく。

「回転の前に収縮して、バランス整っているチェックして回転」
「いつでも馬を待たせる事ができる感覚をゼロになる前に
取り戻すように、マイナスになったらもうとりもどせない。
その時は緊急事態なんだ。」

そっか、ベルの時もそうなんだ。
私が気づくのが遅くて、ベルをランニングさせちゃったところから
スタートするからいつも苦労するのか。

ベルやリュシェールのように前進気勢がある馬に乗る時は、
デフォルトで収縮状態にするつもりで乗らないとダメなのかな?

輪乗りに入ってからも同様に収縮の練習。
確かに完全に収縮の感覚をOFFにすると取り戻す自信がない。
前に出す時もちょっとだけ収縮の感覚を残す。

ふっと拳を緩めるとリュシェールはすっと前に出てくれる。
「馬は元気に前に出すほうが楽なんだ、収縮の方が馬もライダーも苦しい。
ギブアップしない。」

詰めすぎてリュシェールが常歩に落ちる。
「でも速歩させるように、膝下の脚を使うことが
リズムを与えてあげながらっていうのが、
本来の収縮速歩には必要だよ。」

からの駈歩。
だけど、なかなか駈歩が出せないので一旦先生に乗り替わり。
いつもの発進だと、収縮が一旦OFFになってしまって繋がりが失われる。

収縮の状態のシート脚の状態での駈歩発進の体の使い方が
イメージできないので、乗り代わった後に先生に体を動かしてもらう。

収縮状態の下半身のまま、内方の座骨を下から斜め上にすくい上げる
みたいな感じだった。

扶助を使っても中々駈歩が出ない時は、そこでギブアップしない。
そのまま耐えていたら、駈歩になった。
しかも、「馬がしっかり呼吸してる駈歩」になったみたい。

常歩からと速歩からでいい感覚で、駈歩ができたところで終了。

「だいぶお尻をいじめたからw」と先生。

しばらくは収縮特訓が続きそう…

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乗馬を初めてもすぐ5年。 悩みながらも楽しんで続けています。