乗馬クラブS

股関節の動きの改善で脚のハウスリフォーム計画開始(578、579鞍目)

地味練が退屈だったのか暴走中のシュバ

BⅠM研後のレッスン。

12月の試合にベルちゃんで出られるかな?
って聞いたら、
「そのために、前回よりいい点で回れるように改造中。」
らしい。
うん!目標は60%以上だね。

前回のBⅠMで脚のハウスを作る方法に悩んでいたけれど、
無事に解決したと思っていたら…

先生には何か思うところがあるみたい。
また、脚と股関節に取り組むことになった。

478鞍目@ベル

開始早々に、厩舎からタオルを2枚持ってきて、腿の下に入れられる。
「落ちないけど、体重をかけすぎないように。」
とのこと、何をさせたいのかよくわからない。

そのまま、常歩から正反動速歩。
「股関節の動きが悪い。」って
そうなの?どこが固まってる?
「膝を持ち上げて、タオル落としてもいいから。」って

少し持ち上げるけどタオルは落ちない。
「もっと持ち上げて。」と言われてやると
いきなり、ベルちゃんが加速!

あわわわとそのまま膝を持ち上げたまま
胴体だけでバランスを取りながら乗っていく。
腿を締めてない証拠に途中でタオルが落ちた。

一度タオルを外す。
で?結局どうすりゃいいの?
「タオルがなくてもタオルがあるように。」
「膝を持ち上げてたときみたいに。」

ん?膝を持ち上げるの自分で?
「馬に膝を持ち上げられれるようにしている。」
「タオルを挟んでいたようにゆとりを作る。」

だってタオルを外したらそのスペースは詰まっちゃうでしょ?
それを維持しようと思ったら、自分で膝を持ち上げないと
いけないじゃない?
そうすると脚はガチガチに固まるよ?

というと「自分で持ち上げなくていい。」
「スペースが埋まらないように腿を締めなければいい。」
ということで、結局腿を締めないってことを言いたいの?
そんな単純なこと?

よく理解できないまま、軽速歩。
「うーん」と先生は何か悩んでる。
「今の膝下の感じ(ポジションや動き)ならもっと股関節が
楽に動いても良さそうなんだけどなぁ。」
そうなの?じゃあどうすればいいの?

自分では股関節が動いていない自覚がないんだけど?
脚のポジションや静かに置いておけているのはいいんだけど、
股関節の動きが自由じゃないのが気に入らないらしい。

軽速歩で腿に手を当てて、座る時と立つときどっちが
緊張しているか聞かれたので「立つとき」と答える。
「座る時に腿の前の筋肉が使われるように。」

一度止まって動きの確認から。
鐙の上に立って、座る時に腿の前の筋肉を収縮させる。
え?できないよ、そんな事。

「立つ時に腿の前を使っているからできない。」
どうしたらできるの?
「座る時に腿の前を使って膝と腸骨を近づける。」
だから出来ないってば!

先生が膝に手を当てて膝蹴りとか、骨盤を前傾させて
鐙を踏み下げたり色々試すけど、腿の前は全く無反応。
先生も「動いてないな~。」と
何?私の体どっか変なの?

一度、下馬して地上で動きの確認。
ライディングポジションから、先生が腿の前に鞭を当てるので
それから逃げるようにスクワットみたいに動く。
腿の前と腿の後ろに交互に鞭を当てて逃げる動き。

腿の後ろから当てられた時に、股関節が開いて腿の前が伸びる。
「今、腿の後ろ収縮してるの感じる?」と聞かれたけど
感じないと答える。
「じゃ、もう少し。」と更に後ろから腿を押す。
それでも感じない。
「もっと!」と押されるケド
ハムストリングの収縮は全く感じません。

「筋肉が柔らかいからかなぁ」と先生。
今度は思いっきり骨盤を前傾させてアーチしたポジション
からお尻を後ろに突き出す。
これだと、ストレッチは感じるけど…

とりあえず今は、腿の前を使って軽速歩の練習をすることになった。
やることはわかったけど…
今の鐙の長さじゃきっと感じられないよ。と言って
鐙を3穴短くする。

「座る時に腿の前を意識するように、立つ時は前が緩んでいればいい。」
とのことで練習開始。

骨盤を前傾させて、腿の前の筋肉を使いながら座ることに
全神経を集中させる。
鐙が短いのもあるけど、脚がガッチガチだ。
これでいいのかなぁ?と聞くと。
「悪くない」と

目指している動きがわからないので、自分では出来ているのか
わからないので、「出来てる」と頻繁に先生に聞く。
「どんな感覚?」と聞かれたので、
腿前を使って座ることに集中してて、それ以外のことは
わからないと答える。

「余裕が出来たら膝下の動きが自由か感じてみて」
と言われたけど、自由どころか鐙が短いせいかなんだか、
膝下が窮屈だ。

座る時に腿の前を少しずつ意識できるようになってきたら、
「少しずつ体を起こしてくる。」

かなり前傾して乗っていたので、ちょっとずつ起こすけど。
でも少しでも起こすと腿前の感覚が抜ける。
抜けたらまた戻って確認、の繰り返し。

ベルのペースをコントロールしながらなので、ちょっと大変。
最後常歩からベンチの前で止まる。
「だいぶいい方向になってきたかな?」と
「腿の前と後ろの筋肉の使い方が逆になっていたから、
前回からやっている脚のハウスが上手く作れない。
座る時に腿の前を使えるようになれば、
ちゃんとハウスが作れるようになる。」

でも、前にやった馬にリニューアルしてもらえないよ。
今ガッチガチだもん。
「それを少しずつ腿を広げていく練習と、
腿の前を使いながら体を起こしていく練習を
分けてやって最後に合体しよう。」

ということで、しばらくはこの取組が続きそう。
以前から、脚はいいポジションに置いて置けるし、
馬に対して静かに置いてもおけるんだけど、自由に使えない
と思っていたのは、この取組で治るのかな?

脚のハウスリフォーム計画だねw

479鞍目@シュバルノア

黒馬三兄弟の次男坊?だっけ?
はじめましての挨拶に行ったら、ハムハムしようとしたり噛もうとしたり。
やんちゃ坊主め!

股関節が自由じゃないってどういう事?と聞いてみる。
だって、乗馬で使う可動域なんてそんなに大きくないでしょ?
大きな動きなんてないし。
私が昔やっていた空手に比べたら、目一杯股関節を動かすなんてことないもの。

「可動域はそんなにいらないんだけど、MAXで使える状態じゃないと
動きがバッティングするんだよ。」
馬に動かされる分だけ動けばいいんじゃないってことなのかな?
完全にフリーにしておかないといけないって事なのかもね。

常歩をしている最中に、どこかでバンバン音がして、シュバは気にしている。
すかさず「気にしない気にしない」と拳を使って声をかける。

常歩の時も、お尻が後ろに抜けるときに股関節が楽に屈曲できるように。
さっきのお尻が後ろに行くとき(座るとき)に腿の前が使われるように。
お尻が前に行く時に腿の後ろが使われるように。

私のハムストリングは全然感じられないので、後ろだけを感じてみる。
でも、常歩でお尻が後ろに行くときってのがよくわからない。
だめだ、意識できない。

「片方の手で手綱をまとめて持って、腿の前か後ろに手を当てる。」
「腿の前に手を当てたら、腿の前や股関節がお尻を後ろに押してくれるように。」
「腿の後ろに手を当てたら、腿の後ろがお尻を前に押し出してくれるように。」

押してくれるようにって自分で押すの?と聞くと
「今は押してもいい。」と
でも後ろ前のタイミングがわからない。

先生が馬場に降りてきて、私の腿を前から押してくれる。
少し続けていると、唐突に
「そうだ、そうだ、そうだ!今股関節動き出したね。」
って、確かに股関節が動かされるのを感じるケド。

自分で何かを意識したわけじゃないので、再現ができない。
「力のベクトルが一致するとそうやって緩む。」
「同じ場所で同じようにしていても、力の方向とタイミングでそうなる。」

一度止まって、再度常歩をすると、前の常歩にもどちゃった><
これは違う!違うことはわかるけど、どうしたら出来るのか分からない。

もう一度先生に腿を動かしてもらう。
ハマった!股関節が緩む。
でも自分で出来ないよぉ…orz

しばらく腿に手を当てながら自分で後ろ前後ろ前を感じてみる。
後前が早すぎてタイミングが合わないので、先生に
後ろ前を言ってもらう。

シュバのリズムが変わると前後ろがわからなくなる。
前の方が感じやすいので、裏のリズムを取ってみる。

少し速歩もしてみるけど、ますますわからない。
再び常歩で後ろ前を感じる練習。

後ろ前はわかってきたケド、タイミングが合う時の
動きがわからない。
「後ろに行く時に腿を股関節がひきこんでごらん。」
と言われる。
あれ?腿がお尻を後ろに押し出すんじゃないの?

再び先生に手伝ってもらって、タイミングが合った直後。
地味練に退屈したのか、シュバがいきなり走り出す。

長蹄跡をぶっ飛んで、隅角で少しスピードが落ちたと思ったら、
再び加速!次の隅角に突っ込みそうになるが、超スピードで
回って長蹄跡へ!はっ早い!

止まれんのかこれ?
「ホルダー持って!」「電灯!」と先生が叫んでる。
「電灯掴んで!」と意味不明な言葉も聞こえた。

電灯しながらだったので、ホルダーは手探りで探して
1周してようやく掴めた。
「ホルダー持って電灯!、腿で挟んで!」
ホルダーを持ち上げて腿を押し当てると、2周目で止まった。

焦った~!てか早くて怖かった!
マジ死ぬかと思った。
「よく耐えた!」と先生。

その後は、ずっと先生の引き馬で常歩のタイミングを
に合わせる練習。
合った時と合わない時の違いはわかったけど、いつでも
合わせられるかっていうとかなり確立は落ちる。

シュバでこの練習は厳しいでしょ。
リズムが一定でないと直ぐにずれてしまうから。
どんなリズムの馬でも合わせられるようになれば
いいんだろうけど、まだ練習始めたばかりだから…

乗馬の難しいところは、動きが間違っていても
使う筋肉が少々違っても、なんとなく乗れてしまうところだ。
ちゃんと間違った動きや筋肉の使い方を見抜いて直してくれる
先生がいなければ一生それで終わるんだろう。

でも、今回違いがわかったので、後は練習あるのみだ!

最後にシュバは先生に乗り代わってお仕置きされてた。
おいたが過ぎたよシュバちゃん!

寿命が3ヶ月ぐらい縮んだわ!

S先生の動画はこちら!