乗馬クラブA

やっぱり頑張りすぎ?鐙を伸ばして次のステップへ!?(124,125鞍目)

寒くなったけど、このぐらいの季節がプロテクター着けて乗ってるとちょうどいい。

今日は指名で習っていた先生の個人レッスン再開の日。
半年ぶりぐらいかな?

124鞍目@ナナ(個人レッスン)

前回右回りを激しく抵抗された挙句、
左回りに戻したら跳ねられるという苦い経験をしたばかり。

先生が下乗りしてるときも、右回りになったとたん歩度が落ちる。
先生も「おもてぇ~」と言いながら走らせてる。
外から見てても右回りの駈歩は明らかに歩幅が小さく。
嫌々走ってる感じ。

先生曰く
「右利きで左手が全く使えない人みたいな感じ」
他の馬も得意な回り方はあるけどこの子は極端らしい。

部班だとそうでもないのに1頭だけだとね。
常歩もそこそこに軽速歩。
左回りでスタートして途中手前変えて右回りに。
しばらく走ってから常歩に。

「上手くなってるじゃん」
と嬉しい一言。
「軽速歩はねw」
そうそう、正反動と駈歩は苦戦中です。
「じゃ駈歩」
っていきなり?

左回りなので問題なく発進。
2周ぐらい走って常歩に。
「いろいろ問題はあるんだけど、何かわかります?」
うーん、自覚があるのは、脚を頑張ろうとすると
バランスが崩れたり、鐙が外れたり色々問題が起きること。

「そうそう、いい線いってる」
「つまり、頑張りすぎてるってこと。」
「駈歩してる間は、何にもしなくていい、なるべく動かないように。」

再度駈歩。
脚を使おうとするのをやめて、ただ馬の動きに合わせながら
なるべく動かないように乗ってみる。
「そうそう、少し良くなった。」
「でもまだ問題がある、なんでしょう?」
う~ん、わかんない。

「鐙が短いんですよ。」と
「今ぐらいに乗れてくると今の長さじゃ短すぎる。」
らしい。

鐙が短いと膝が曲がるから鞍との接地面が大きくなる。
だから、反動を受けやすくなるんだそうだ。
「あと2穴延ばしましょう。」
え~!いきなり?
とりあえず伸ばしてみる。

結構足が伸びる、伸びきる一歩手前ぐらいな感じ。
これで鐙を踏んでいられるのか?
「伸ばして最初はできないでしょうね。」って
「今まで短いので体が慣れてるから、いきなりは無理。」
「でもそこで苦しいからって戻したら一生上手くならない」
「逃げちゃダメ。」
うん、理屈はわかった。

「はい、駈歩」
え?いきなり?
「駈歩が一番簡単なんだから。」
なんか前より安定する感じ。
でも脚が使えてる気がしない。
一旦止まって。。。

「あともう一つTさんの弱点は、せっかく鐙を伸ばして
接地面を小さくしたのに背中が丸まって大きくしちゃってる
おヘソを前に突き出す感じで背筋を伸ばす。」

脚の入れ方について
「踵やふくらはぎの下の方で入れるのは素人」
て私素人ですが。。。

「うまい人はふくらはぎの上の方で入れる。」
「踵で入れようと足を引くから鐙が外れる。」
「指導員たちは、引くんじゃなくて足を踏み込んで、
その反動でふくらはぎの上の方で圧迫する。」

もう一回挑戦。
踏んで踏んでを意識しながら。
すると加速していく。
「加速してますが!」というと
「いいからいいから気分よく走ってるからそのまま。」
「脚が入ってる証拠だから。」
でそのまま軽速歩に落として、正反動。

「少し内股になるように、足先を内側に向けて、
でも膝を絞めないように。」
これって出来てるのか?

反動少ないから何とか鐙も踏んでいられる。
「ちなみにもう1穴延ばせるよ」
って今はそこまでは無理です。
「鐙が短いと膝が支点になるから足の可動域が狭い。
鐙を伸ばすほど股関節が動くから馬の指示の範囲が広がって
細かいコントロールができるようになる。」
そうだ。

結局、いろいろ教わって駈歩は右回りできなかったけど、
今後の目標が定まった。

長い鐙で乗り続けること。
鐙が脱げて苦しくなっても、逃げちゃダメ。
とにかくこの長さで楽に乗れるようになること。
足を延ばした時にチャップスの下のラインぐらい。

やっぱり、この先生は他の先生が言わないようなことを
教えてくれるからいいんだよね。

最後に3級までの道のりが遠いか聞いてみた。
「遠くないよ、この長さの鐙で正反動で馬をコントロールできれば、
あとは経路覚えるだけだから。」
ってそりゃあ、長そうだわw

125鞍目@エリス

この子は発進の苦労要らずなので、乗ることに集中できる。
鐙はいつもより長めで合わせる。

常歩の後、軽速歩で数周したあと、馬装点検。
少し鐙が短い気がしたので、さらに1穴延ばす。
うん、さっきと同じ感じ。

再度軽速歩、さっきより小さい動きができる。
うむ、いい感じ。

先生から、慣れてきたら手前合わせを乗り心地で判別できるように
と言われて試してみるも、よくわからない。
今度から見ないで合わせる練習しよう。

初心者さんも多い部班だったので、軽速歩のままの手前変換でも止まりがち。
止まるたびに手前合わせの練習ができるからいいんだけどねw

最後の方は、正反動。
先生から「肩の力抜いて」
と言われて抜いてみると
今度は「手がうごいちゃってます」と
ぐにゃぐにゃ過ぎてもだめらしい。

 

「体と手が独立して動くように」
でも
「体の使い方はいいですよ綺麗に乗れてます、後は肩ですね。」
おぉ~!今日は嬉しい日だ!

なんか、黙々とレッスンに通ってて、
上達しているのか分からなかったけど、
今日は少し成果を実感できた。

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