集中合宿を受けに長野の飯田まで行く。
ここはバランス◆イン◆ムーブメントの講座をやっている乗馬学校
どんなレッスンをするのか楽しみ。
バスタ新宿へ行くのは初めてだったので、少し早めに出て正解。
新南改札とやらが全くわからん。
駅員さんに聞いたら山手線のホームの一番先だった。
とりあえず、無事にスクールに到着。
ホテルにチェックインして、着替えて13:00からレッスン。
着替えて厩舎へ。
サラブレットや中間種やポニーや色々いた。
定員3名になっていたけど、この日は私一人!
申し込み書に書いた悩みは以下の4つ
・歩度の詰め伸ばし
・移行
・正反動
・駈歩発進
185鞍目@ぷっちー
葦毛の中間種。
すごい太いお腹にちょっとビックリ。
馬装済みの子に、騎乗して鐙を合わせてもらう。
かなり長めにあわされる、ここは自分でやらないらしい。
厩舎の周りを1周してから腹帯を絞め直す。
屋根付きのラウンドペンというところに行って、
「とりあえず、現状の確認からさせてください。」
ってことで、普段の常歩。
ぷっちーは初心者向けの重た~い子らしく、ものすごいトロトロ常歩。
普段通りにと言われたので、まずは元気に常歩させるとこから。
と思って、頑張って脚で前に出そうとするも無反応。
普段ならここで鞭使うところなんだけど。。。
「そんなに頑張らなくていいですよ。」
と言われたので、頑張るのをやめた。
「普段よく言われてることとかありますか?」って
言うので、乗ったらまず元気に常歩させるように言われてる
というと、まぁそこは置いておいてと。
他は特にないなぁ。
とりあえず軽速歩してみる、鐙が長い!!
ちょっと鐙が長い気がするんですけど、と言って1穴縮めてもらう。
でも、元の長さが理想なんだって。
でも今はこの長さが落ち着く。
とりあえず軽速歩を続行、トロトロだけど何とか走る。
「自分の強みはなんだかわかります?」
うーん、分かんない。
「リズムを合わせるのが上手いです。」
ふ~ん、初めて言われたよ。
ここまでで大体現状は解ってもらえたようで、
「じゃー、修正に入りましょう。」
まずは、鞍の座る位置から。
「そのままの位置で鐙を脱いで、」
「少し前傾、次に後ろに倒れて。。。」
「座骨が当たる位置が感じられますか?」
うん、わかる。
前傾しすぎても後傾しすぎても外れてしまう。
ちょうど当たる位置で止める。
「そのままだと、まだ鞍の前にスペースがあるので、ギリギリまで前に座ります。」
結構前に出た。
「それが正しい位置です。」
そのまま自然に足を下して、鐙を履く。
股関節を曲げて、足の付け根のズボンにシワができるように。
股関節を馬に合わせて柔らかく動かす。
背骨と膝から下の関節を固めない。
気のせいか常歩がスタスタ行くような気がする。
脚は全く使っていない。
そのまま軽速歩。
「軽速歩で立つ時はズボンのシワを伸ばすように。」
前よりはすごいスタスタ。
歩度を伸ばす。
「脚を使うときは、膝を開いて足をブラブラさせれば自然に当たる。」
からの歩度を詰める。
「股関節の動きをジンワリとする。」
できた。
すごい、ちょっと感動!
私は股関節を伸ばすのは得意だけど、曲げるのが苦手なんだって。
「ツーポイントってやったことありますか?」
ない!ジョッキーみたいなやつ?
「お尻を後ろに突き出して、前傾してみてください。」
「鐙はもう少し深く、足の母指球の手前ぐらい。」
そのまま速歩、これは怖い!
「つま先で立たずに踵から。」
「お尻の下から前に出るように股関節を動かす。」
軽速歩に移行。
なんだか歩度が伸びやすくなったような。。。
そのまま正反動。
「前よりも座れてるのわかりますか?」
「正反動の馬の反動は一定じゃないですよ。」
「心臓マッサージみたいに手は離れないけど、ずっと当たってる感じ。」
反動が少ない子なのか座れてる気がするけど。。。
「肩を柔軟にして手がふらふらしないようにする。」
「蕎麦屋のバイクのスプリングみたいに。」
てなところで1鞍目終了。
186鞍目@ステラ
すごく細身のサラブレッド、前のぷっちーがすごい太めの子だったのでギャップがすごい。
今回の鞍は障害鞍、なので鐙はすごく短く合わせられた。
この時はその意味を理解できてなかった。
今度は広めの馬場、競技用にアルファベットの表示もある。
「馬を後ろから追わない。」
「股関節を柔軟に動かす。」
「ズボンのしわが伸びたままになってますよ。」
いけね、油断すると以前の乗り方に戻っちゃう。
脚をギュウギュウ使っちゃダメなんだった。
この子はぷっちーと違って軽い子みたい。
軽速歩から常歩への移行
「常歩は速歩の終わりじゃない。」
軽速歩の歩度を伸ばす
「重心を低く、上に立たずに前に。」
常歩へ移行するときは
「前後左右にスペースを作る。」
「ゆっくり座る。」
常歩から軽速歩への移行
「大きく息を吐いて中心に集める感じ。」
「ふんわり股関節を開いて前後にスペースを作る。」
とりあえず、止まりそうな移行は改善された。
で次は駈歩発進。
今まで習った駈歩発進の仕方。
「外方脚を引いて脚を使う。」
これは言い換えると
「シートからのリズムを変える行為。」なんだって
常歩は4拍子、速歩は2拍子、駈足は3拍子。
でシートの扶助で言うと、外方脚を引くことで
座骨に角度が着いて斜めになる。
この状態で股関節を回転させることで3拍子のリズムを作るんだそうだ。
これが私にはとてつもなく難しい。
何度やっても速歩になっちゃう。
アプローチを変えましょうってことで、
内方脚を使って、馬が前に出そうになったら
拳で止めるを繰り返す。
拳を使うときはギューってやらないで、瞬間的に拳を握る。
拳は常にグーに握ってること、半開きだと動く幅が大きくなって
馬への虐待になる。
ギューっと使うと馬たちは反応しないらしい。
バランスを崩して手綱につかまる人がそういう事をするので慣れているらしい。
上の動作を繰り返すと、馬が後ろ足を外方に動かす。
拳で止めると左回りに1周する。
馬の後ろ脚を動かすイメージを持つ練習らしい。
その後、駈歩発進をなんどか挑むも失敗続き。
う~、トラウマになりそうだ~!!
最後にすごい勢いをつけて1回発進できるも鐙が外れて
バランスを崩したためすぐに止まった…orz
時間オーバーしてまで頑張ってもらったが、結局今日はできんかった。
レッスン後は総括(先生への質問タイム)
レクチャールームで色々と理論的なことを教えてもらった。
先生と長いこと話ができることはクラブではほとんどないので貴重な時間。
■鞍は座骨をまっすぐに座りやすいように設計されているので、それを利用する。
■後ろ過ぎても前すぎても股関節が固定されてしまう。
■馬上で一番バランスが取れる場所は一番不安定なところ。
↑360°どの方向にも対応できる場所だから。
■股関節が自由に動いて、膝が膝あてにギリギリ付かない位置で
鐙の長さを合わせる。鞍が違えばちょうどいい長さも違う。
(1鞍目と2鞍目の鐙の長さが違ったのはそういう理由。)
膝あてにつかないようにするのはバランスを崩した時に
膝が当るのですぐに気づけるように。
■扶助の順番はシート→脚→拳
どの扶助も同時にはしないこと
■歩様は速さではなくてリズムの違い!常歩は4拍子、速歩は2拍子、駈足は3拍子。
■シートでリズムを伝えることで歩様を変える。
■駈歩発進の際に脚を使いすぎていたことが判明。
脚を使うと股関節が固まるので、シートが使えなくなる。
↑これが今日の敗因
レクチャータイム後に夕食。
併設のレストランでコース料理を一人で食べるという初めての体験。
牛丼屋とかラーメン屋も一人で行ったことないのに…
食べれるか心配だったけど、何とか完食できた。
初めての場所で慣れないレッスン、すごく疲れた…
明日は9時から3鞍レッスン。
課題は明らかになったし、頑張ろう!