乗馬クラブS

検定が終わって次の目標へ!正しい拳の使い方でハミ受け特訓再び(569、570鞍目)

10ヶ月ぶりのマタドール

BHCで馬場2級の検定が終わって、3日後のレッスン。

配馬はいつものベル先生からの「マタドール」!!
マタさんに乗るのは去年の12月以来だよ?

569鞍目@ベル

やっぱりあいにくの雨だったのでレインコートを装備して第三馬場へ向かう。
途中で、ずっと聞きたかったことを先生に聞く。

「ベルに乗ってて、たまに何もしないでもベルがふにゃふにゃに
なる時があるんだけど…」
というと
「それは良い時だよ。」って

「拳を使わなくても、手綱がぶらぶらでもなるんだよ?どうして?」
って聞くと、
「人のトレーニングスケールでバランスの次はなに?」
サプルネス(柔軟性)。

「人がバランスを取れて柔らかくになっていれば、
 馬もバランスが取れてサプルになれる。
 馬のバランスはトレーニングスケールの全般にわたっているから
 コンタクト(ハミ受け)や弾発・進捗性を求める時に有効に働く。」
ということらしい。

「でも自分でやろうとしても出来ないんだよ。たまにそうなる時があるの…」
というと笑ってた。
「それを見つけていけるようにするのが練習だよ。」って
そっか、じゃできてるときは自分がバランスが取れてサプルになってる時
ってことか。

馬場に入ってから常歩しながら、前回だったか前々回で言われて気になってたことを聞いてみる。

前に、「拳に手ごたえを感じなくてい。」って言ってたでしょ?
「その瞬間はね、あの時は手ごたえを感じようとして自分のバランスが
前にもっていかれちゃってたから。」
じゃあ普段は感じてていいの?
「自分のバランスやサプルネス(柔軟性)が保てていればいい。」
「それが拳を使うことで失われるんなら持たない方がいい。」
「優先順位だからね。」

そっか、私はどうもその瞬間で言われたことを「常に?」って思っちゃうんだよね。
そして混乱するという…
だから、こういう確認作業はとても重要。

もう一つ質問。
「このまえ、拳を上に使って、譲るのが下って言ってたでしょ?」
それがちょっと良くわからないと言って教えてもらう。

手綱を左手でまとめて持って、自分の体の近くで端っこを持つ。
馬の口まで一直線になるようにピンと張った状態にして、
右手でそのラインをなぞってみる。
このラインの方向に拳を使うらしい。

「肘が曲がってくる時も、後ろじゃなくて上方向にね。」
ん?どういうこと?
「後ろに引くように肘を曲げると、肩が内旋側に働く、
上に向かって曲げると、肩が外旋側になる。」
本当だ。

でも、見た目の動きはほとんど変わらない。
微妙な感覚の差。
少し常歩の中で練習してみる。

からの速歩。
蹄跡行進しながら、馬のバランスはどう?と聞かれる
「今は左右同じぐらい。」と答える。

左手前から輪乗りに入って、右手前に変えた時に
少しベルのペースが遅くなって、内側に倒れこみ気味になる。
「ベルの場合は、ゆっくりになったり早くなったりして、
バランスを保とうとするから、早く気づいて保ってあげるように」

輪乗りを変えて左手前に戻る。
あれ?蹄跡に逃げちゃった><
「内方の拳が下がらないように、馬の肩水平に、
もしも拳が上がるのを許されるとしたら内方拳。」

かなり自分の感覚で、内方を上げる意識を持たないと、下がってくる。
拳水平に、後ろに引かない、上に使う。
かつ、馬のバランス整えながら…
いつもより仕事が増えて忙しさ倍増><

次は第二蹄跡でスラローム。
ベルの左右のバランスを整えるためだ、スラロームが目的じゃない。
輪乗りに入って駈歩。

駈歩中も内方拳が下がってくる。
内方を上げておく意識で…
拳を上げる意識を集中するあまり、変な力が入って
シートが安定しない。

いつもは安定している鐙まで脱げる始末。
「鐙を履こうとしないで、鐙が入ってくるように足を置いておく」
と言われて鐙を履くのを諦めた。
動きで安定を作ってから足を楽にしておくと、鐙がするっと戻った。

速歩に落としてから蹄跡へ、スーパー速歩になる。
拳を上に上に使う意識で、歩度を詰める。

すごく上を意識しないと後ろになっちゃう。
でも上にハマってくるとベルがすっと収まる。
伸ばす時は、拳を前したへ譲るとピューっと前にでる。

歩度の詰め伸ばしを繰り返して、感覚を確認する。
肩の外旋で背中が固まらない方向に拳が効くときは正解。
ベル先生の動きが正解と不正解を教えてくれる。

スピードをコントロールできたところで右手前輪乗りへ。
からの駈歩。

拳が下がらないように意識してると、やっぱり鐙がぐらぐらになる。
「内方拳を上げる時に内側に支えを作れば、足が下に降りるから。」
と言われて、内方側のわき腹を伸ばすようにすると、鐙に足が下りた!
そっか、拳を上げようと内方側がつぶれちゃうから、鐙が脱げるんだ。

うん、安定したいい感触。
速歩に落としてもランニングされなかった!

再び速歩で蹄跡へでて歩度の詰め伸ばしの練習。
油断すると、後ろに拳を使ってしまう。
「背中が固くなる時は、内旋側に働いているとき。」
肩が外旋して背中に力が入らない時が正解〇。

この新しい感覚をしっかり身に着けよう。
無意識でもできるようにしておかないと、馬上での仕事が増える一方だ。

来年の予定だった、ベルで2級検定の目標が達成できたので、
「次の目標どうしよう?」って先生に言うと
「ベルでA2を60%だね。」って

私と考えてること同じだ。
「今回は経路を回る事だけで、サプルネスとコンタクトの部分がなかったからね。」
うん、私もふにゃふにゃなベルちゃんで経路回ってみたい!

 

570鞍目@マタドール

次の目標を先生と確認したところで、さっそく練習です。

経路で60%取るためには、ハミ受けは必須。
マタちゃん先生に教わります。
土砂降りのなかすまないねぇ…

まずは、拳を上に使う感覚を徹底的に染み込ませる。
「上で当てて、下に譲る。」
「外方の肩、馬のバランス整えて。」
「外方の肩が張ったり、バランスが崩れているとハミ受けできない。」
「下に譲ったら、そこに向かって馬が出てくるように、
馬が届いてきてオン・ザ・ビットになるように。」

常歩で使い方を確認した後に、速歩で。
速歩になると、肩が外れていきやすくなる。

  • 拳は上で、手首薬指折り返す。
  • 使ったら前下へ譲る
  • 譲ったところへ馬を届かせる
  • 一歩ごとにバランスを整える。
  • 自分の肩が上がってこないように
  • 早く気づいて早く馬を助けられるように手綱を短く(強くではない)
  • 譲る時も、ハミ受けが外れないぐらい小さく
  • ハミ受けを失いそうになったら拳閉じるだけ

これだけのことをやりながら、輪乗りを続けるのは
すごい集中力が必要。

以前、ハミ受けを習った時はここまで拳の使い方に注意しなかったからなぁ。
とにかく拳を動かすことしかしてなかった。
ちゃんと正しい方法を身につけなくちゃ。

最後は歩度を詰めてからの停止の練習。
歩度を詰めると、停止の動きをごちゃまぜにしないこと。

  • 上に使うのが歩度を詰め
  • 後ろが入ると停止。

ベルを停める練習ばかりしたので、すぐに後ろが入ってしまうので注意。

雨の中、ずっと速歩と常歩の地味練だったけど、
「地味だけど、凄く重要なフィーリングに取り組んでるからね。」
と先生。

うん!わかってる。
一歩ごとに肩をコントロールして整える感覚、マタ先生にちゃんと教わったよ。
次はベルちゃんでやる!

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乗馬を初めてもすぐ5年。 悩みながらも楽しんで続けています。