12月の5,6日に愛知県の森林公園で行われる
「第10回 東海ホースフェスティバル」
に向けてのいよいよ最後のレッスン。
3日後は本番です。
今日も2ベルで特訓。
600鞍目@ベル
前回から継続して”上を向いて歩こう”の「坂本九」作戦について、
坂本九しようとすると、脚が前に流れそうになるのはどうしたらいい?
「バランスを後ろに残しておこうとする時に脚が前に
行こうとするのはナチュラルな反応。」
「それを、腹筋とハムストリングのつながりで
脚を後ろに残しておこうとすることで馬と
自分を待たせてられる。」
坂本九で常歩1周した後、止まって腹帯を締め直す。
今日は絶対に前に行かない(上体が前に突っ込まない)と
固い決意をして来たのだ。
「死んでも前に行かないから!」と先生に宣言すると
死なないでねwと苦笑される。
苦手な2本手綱を1本にしてもらう。
始めは常歩で経路の確認から。
「馬が収まっていれば拳の動きは少しでいいからね。」
と言われるけど収まっているかどうかどうしたら分かる?
「ちょっと動かして動くかどうか。」
だって。
前に行かないことに、全神経を集中しながらの常歩経路。
それでも、ベルのサプルネスのために拳の動きは止められない。
ウォーミングアップ前なので、トロトロ常歩のベルなので
安心できる。
・隅角を深く入りすぎないように。
・フレクションベンドは丁寧に切り替える。
・隅角や回転の内方脚は触れているだけ、倒れ込んでいる時は
少し強く使う必要がある。
・駈歩で隅角通過した後に馬をまっすぐにしすぎないように
速歩に落ちちゃうから。
・最後のGは横のマーク見えなくなったら停止
なんとか坂本九のまま、常歩での経路は周り切れた。
問題はここから、まずはウォーミングアップで馬を元気に。
「もうちょっと前に、もうちょっと前に」の声に
前に出そうとすると自分が前にいっちゃうよ!と訴える。
「馬だけ前に行かせてw」と笑われた。
「胸で前に出しに行かないで、お尻で前に。」
「自分の骨盤が実際よりも30cm下にあるイメージで、
その下の骨盤を動かす。
馬の体の中に入っている骨盤を動かす。」
上体が前に突っ込まなくなった。
少し元気になったところで右手前の輪乗りへ。
あれ?隅角に入っちゃう。
「隅角は輪乗りじゃないよ。」といつものセリフ。
分かってるけど、コントロールができないんだよ~><
前に行かないこと、拳を止めないこと、骨盤の下を動かす
ことで意識がいっぱい。
手前を変えて左手前へ。
あれ?やっぱり輪乗りに入れない><
「拳を強く使いたくなったら電灯を使って。」
「電灯で強く。」
外方拳をつかっても輪乗りに入れなくなった。
先生が出てきてEのところに立ってくれる。
もう、ベルが私の指示を無視し始めている。
「絶対行かせる、止めてでも行かせる。」
輪乗りを外れそうになったら緊急停止で回す。
「逃げられそうになるのを気付くのを早くね。」
「逃げてきた、逃げちゃったじゃなくて、
逃げるかな?でもう使ってる。」
主に外方拳で待たせながらのコントロールでなんとか
輪乗りに乗せる、逃げる気配があったらもう外方拳で待たせて回転。
一時も動きを止めない。
かなり忙しい、もういっぱいいっぱいだ><
自分ではお尻が流れている感じだったけど、肩が逃げているらしい。
お尻が外に流れる時は、馬は小さく回ってくる、
今は外に膨らんでるから肩が外に逃げている。
だから、外側の肩を止めないといけない。
外方の拳を使いながら内方脚は馬を横に動かす。
「正確な図形、まだキレイな輪乗り1回もないぞ。」
厳しい…
また蹄跡へ逃げられる、
「回す、まっすぐ行かせない。」
ベルが止まりそうになる
「でも速歩、まっすぐ行かせない回す。」
ベルがぐいーんと首を前に伸ばして体を持っていかれる。
「なんでそこで譲っちゃう?」
譲ってないよ!持っていかれてるんだよ><
「その場速歩、スピードはゼロ。
パッサージュだ、パッサージュさせる。」
ほとんど止まった状態で速歩になった。
上体がめちゃくちゃしんどいけど耐える。
「スピードゼロの速歩のまま両手で連れてきてごらん。」
馬の首が真っ直ぐなまま、両手で肩を運んでみると回った!
「自分の前で馬の肩だけ回すように。」
やっと、肩がコントロールできてお尻が外に出た。
「蹄跡へ出ても同じことが出来る感覚で。」
簡単に言うけど、めっちゃしんどいんですけど…
そのまま3湾曲から経路に入る。
早くなりそうになったら速度ゼロにするイメージ。
常歩ゾーンは坂本九、まだ前に行きがち。
右手前駈歩からのXで速歩~常歩。
今までで一番スムーズにできた!
のに、常歩ゾーンで引っ張られてCへ走り込まれる…orz
左手前もなんとか止められたけど…
「今回の一番の収穫は、速度ゼロの速歩のイメージだね。」
上体が前に突っ込んでいると絶対にできない。
あんなに前に行かないって誓ったのに!!
後ろに残って緩んで止める感覚をもっともっと定着させないと。
601鞍目@ベル
いよいよ、本番前の最後の練習。
この時間は本番に近い状態にするために、先生に下乗りしてもらう。
乗り代わって、1周輪乗り。
「内側も外側もラインに乗せることを考える。
曲げるんじゃなく乗せる。」
1回目の経路へ。
課題の右手前の駈歩からの下方移行は少しポイントが
早かったけど、MとHの常歩前の速歩は今までで一番良かった!
止められてホットした時の緩みが、一気に緩まないように
気をつけないと。
一瞬「坂本五」になって先生に指摘された。
あと、走り込みそうになるのを勢いで行かせずに、
しっかりと待たせることを意識することが大事。
先生が試合の時も「坂本」って言ってくれればイイんだよ。
「外部からのサポートはなしだから。」と言うので、
その辺にいる人を呼ぶ感じで「坂本!」って言ってくれればいいからw
あと、断固たる決意で後ろに残らないと…
あと経路中に「外方脚」がなんとかって聞こえたけど、
「(左手前で)外方脚をちゃんと残して置いておかないと、
後ろ足が外に外れた時に左の口に突っかかる。」
らしい。
私はあまり駈歩中に外方脚を意識したことがない。
自分の腰が固くならない程度で引くようにしよう。
引こうとしすぎると、逆にお尻が前にでてしまうから。
外方脚を引く感覚を確認するために、輪乗り駈歩パート
をもう一度確認する。
左手前の駈歩がXまで届かなかったけど、常歩への移行は
スムーズにできた。
蹄跡で速歩に落ちることも避けられたみたい。
と、ここで終了。
「2日間ちゃんと寝れるかな?」って先生
そうだ、レッスン前にあと2日安心して寝られるようにして!
ってリクエストしてたんだった。
1鞍目でベルのコントロールを失った時はどうしようかと
思ったけど、いいイメージで終われて良かった。
後は本番で私が固くならなければ…
そこが一番の難関だったりする?
帰り際に校長先生に
「ベルは外に行っても物見とかする馬じゃないから。」って
私次第ってことだね、頑張ります!